人様の恋を終わらせてしまった話(懺悔?)

中学1年の時の話。懺悔に近い。

 

夏から秋に変わる頃だった気がする。

中学生というものは誰が誰のこと好きだかとか

付き合ってるとか興味深々で色んな噂が飛び交ってましたね。

その中で同じクラスのMくんは同じクラスのある女の子が好きらしいという噂があった。

私もその噂を耳にしてある女の子はTちゃんだと発覚した。M君にも確認したので間違いない。本人は「絶対言うなよ!!本当に言うなよ!!」と念を押してきたので一瞬フリか?とも思ったが「うんうん言わないよ^_^(温かい目)」と約束した。

 

そんな噂が立ってから1週間。流石にそれだけの期間が有ればクラスの大半の人がM君が片想いしている相手の正体を知っていた。特に女子はTちゃん以外全員知っていた。ただTちゃんは誰に聞いても教えてもらえない(お前だから)ので当時後ろの席だった私にめちゃくちゃしつこく聞いてきたのだ。 

 

そして地獄の瞬間が訪れる。

 

まず本当に席順が悪かった。私の前にTちゃん.

私の席から通路と1人挟んでM君(1番窓側)。

 

その時間はお昼の次、5時間目の中盤だった。

確か自習をしていたが皆んなぺちゃくちゃ喋って少しうるさかった。そしてTちゃんは少し大きい声で「M君の好きな子誰?いい加減まじで教えて?」と、聞きいてきて尋問タイムが始まってしまったのである。

(ボリュームでかくね?M君に聞こえちゃうよなー)と思いながらM君の方をチラッと見たら目があってしまった(聞き耳を立ててた)ので私の信頼のために

「うーん。言うなと口止めされているから……

ごめんね……。」などと全力で誤魔化していた。

 

するとTちゃんは痺れを切らし

「ねぇ、もしかして私がその相手を知って傷つくとか思ってる??大丈夫だよ!!私M君の事好きじゃないから!!!^_^」 

と最初と同じ声量でトンデモ発言をしてきたのである。

 

 

 

 

私はM君の方を見た。 

 

 

 

彼は不自然なほど斜め上を向き窓越しで空を見つめていた。

 

 

 

この瞬間、彼の恋は終わったのだと察した。

私の無能さ、そして恋の残酷さをそこで学んだ。

私の誤魔化しスキルが低すぎるせいで人を傷つけてしまったのだ。私は罪人です。

当時は本当に罪悪感でいっぱいになり「そんなことよりこの問題わかんない、教えて〜」と強制的にその話題を終了させた。

 

もっと早くこの一言が言えれば彼は勇気を出して告白ができていたのかもしれないと今になって思い出してしまう。

 

 

何を反省しても後の祭りなので今私が後悔しても遅いですが……^_^

 彼らはとっくに忘れているかもしれないしね笑

 

 

 

てかこれ書いてて思ったけど私何も悪くないんじゃないか??

事故だろ 

 

 

まぁ皆んな青春してましたねって事にして終わりましょうかね。

 

終わり。